Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンス冬49

あらすじ
楓が部屋でゲームをしていると

一週間後、楓はゲームをしていた。
その日は昨今にしては珍しく紅葉とデートしていなかった。
そこに一本の電話が来た。

「あれ?知らない番号だ。一体どこから調べてくるんだろう」
そう思いながらも出た。
「もしもし」
「もしもし、楓君?」
「貴方は誰ですか?」
「希望よ。覚えてる?」
「覚えてますが何の用ですか?」
「映画のチケットを2枚貰っちゃって。一緒に行かない?」
「え?別に良いですけど・・・」
「けどどうしたの?」
「何でも無いです。でも僕で良いんですか?」
「良いから誘ってるんじゃ無いの」
相変わらずあそこの麻雀部の女の子達は積極的だ。
「じゃ、オニオンボウルの隣にある映画館で待ち合わせね」
「え?今からですか?」
そう聞き返した時には電話は切れていた。
「せっかちだなぁ」
オニオンボウルって事は、、、CBRが一番早いな。
あれ?希望さん、単車乗りだったっけ?
一応左手にメットを通した。

オニオンボウルの横にテアトルTOKIOがあった。
暫く待った。
5分後、青いダイネーゼのジャケットを着た希望が現れた。
(あ、やっぱり単車で来たんだ)


つづく