あらすじ
楓が部屋でゲームをしていると
一週間後、楓はゲームをしていた。
その日は昨今にしては珍しく紅葉とデートしていなかった。
そこに一本の電話が来た。
「あれ?知らない番号だ。一体どこから調べてくるんだろう」
そう思いながらも出た。
「もしもし」
「もしもし、楓君?」
「貴方は誰ですか?」
「希望よ。覚えてる?」
「覚えてますが何の用ですか?」
「映画のチケットを2枚貰っちゃって。一緒に行かない?」
「え?別に良いですけど・・・」
「けどどうしたの?」
「何でも無いです。でも僕で良いんですか?」
「良いから誘ってるんじゃ無いの」
相変わらずあそこの麻雀部の女の子達は積極的だ。
「じゃ、オニオンボウルの隣にある映画館で待ち合わせね」
「え?今からですか?」
そう聞き返した時には電話は切れていた。
「せっかちだなぁ」
オニオンボウルって事は、、、CBRが一番早いな。
あれ?希望さん、単車乗りだったっけ?
一応左手にメットを通した。
オニオンボウルの横にテアトルTOKIOがあった。
暫く待った。
5分後、青いダイネーゼのジャケットを着た希望が現れた。
(あ、やっぱり単車で来たんだ)
つづく