霊の世界

霊の世界

皆さんは霊の存在を信じますか?
現代において
「霊なんて居るわけない」
「非科学的だ」
という声が大きいでしょう。

しかし霊は存在するのです。
今は昔、平安時代には「生き霊」というものが存在しました。
証拠もあります。当時の文学には
「彼女の生き霊が夢枕に現れて私を苦しめた」
等の文章で残っています。

生きているのに霊。夢枕。
これらが何を意味するのか考えてみました。

霊というのはその人物の他人の中の記憶です。

お盆に実家に帰って先祖の墓に手を合わすのは何故ですか?
それは思い出の中に残っている死んだ家族に年一回のお参りをするためです。
生き霊というのはまだ生きている相手の記憶が夢の中に現れると言うことです。

「これを書いた途端にエアコンがピタッと止まりました」
これから皆さんを冬の恐怖のどん底に突き落としてあげます。

ほら、皆さんの後ろ、、、生き霊が見てますよ。決して振り向かないで下さい。


おわり

少女ロマンスサマー13

ここまでの粗筋
名前が変わってしまいました。

「東京都大学?あの?」
「はい。一応」
「確かに学生証に書いてあるものね。でもやってること馬鹿じゃない?」
「うう、それを言われると」

「まぁ良いわ。仁美のことは忘れなさい。そして私を・・・」
「私を?」


「・・・あなた本当に馬鹿ねぇ。これも惚れた弱みか」
「惚れた?僕に?それなら嬉しいなぁ」
「ちょ!あなた本当の馬鹿だわ」
「そんなに馬鹿にしないでください。周りに言われて気にしてるんですからね」
「あはは。ごめん。で、貴方はどうなの?私のことは」
「そ、それは、、、仁美さんの事もありますし」
「そんなのどうだって良いじゃない!!私が返してあげるから」

 

そして次の瞬間。聡子の口が一也を奪った。
長い長い接吻。そして限界が一也を襲った。
「ふるひい。ふるひい!」
「あ、ごめんなさい。息苦しかった?」

「いえ、何でもないです」

 

つづく

少女ロマンス12

(ところで何か大切なことを忘れているような)
一也は思った。

「そうだ!仁美さんは?仁美さんは何処に?」
(ちっ気付かれたか)
聡子は一也の鳩尾(みぞおち)に重いボディーブローをかました。
「うっ」
一也は一瞬で気絶した。


聡子は一也を近くのベンチまで引きずって行き、仰向けに寝かせた。
そして自分はその頭を自分の太ももに埋めるように座った。。。


10分後。
「う、一体何が」
ラクラする視線のピントを合わせると聡子の顔があった。
「あ」
(むぐぐ)
聡子の手が一也の口を塞いだ。仕方無く一也は大人しくすることにした。
頭上で聡子がニンマリとしているような気がした。

でも。
(もうこうなったら仁美さんのことは忘れよう。ところでこの人の名前はなんだろう)
と思っている矢先、
「私は聡子。あなたの名前を教えてくれる?」
一也は頭を縦に振った。
聡子は手を一也の口からのけた。
「僕は一也です」
一也は懐にあった学生証を取り出して聡子に見せた。
(ふ~ん。若いとは思ったけど本当に若いわねえ)
「え?東京都大学?まじで??」
「ええ、、、まじです」
一也は照れて頭を掻いた。


つづく

少女ロマンス11

前回のつづき
なんと聡子の逆ナン??

「ちょっと腕組んで良いかしら?」
聡子は一也の左腕に自分の右腕を回した。

(ええ?大胆な!?でも気持ちいい!)

助平である。

聡子は思った。
(あら!腕も筋肉質で男らしいじゃないの。さすがは私の見込んだ男ね)

何を見込んだのやら。


そうこうしているうちに喫茶店に辿り着いた。
「喫茶アムール」

「ここよ、入りましょ。勿論あなた持ちでね」
(やばい、金欠なんだよな)
「あ、ちょっと待って下さい。実はお金がなくて。上にある公園にしません?」
(行くわ行くわ。あなたの行くところになら何処だって)
「仕方がないわねえ。じゃあ缶紅茶で許してあげる」


「空蝉(うつせみ)公園」
「空蝉?」
「蝉の抜け殻のことですよ」
(やった!知性度1up)
(知ってるわよ。カマトトぶっただけよ 笑)

「ほらこんな所に」
一也は右手の中にある空蝉を聡子の顔に近づけた。
「きゃ!」

聡子は一也に抱きついた。
すっかり恋人気取りである。


つづく

少女ロマンス10

前回のつづき
仁美のパスケースを拾った一也。
それをみたOL風の様子は?


(さて、どうした物かしら)
聡子は思った。

(どうも免許証を警察に届けるつもりはないようね)
(でも、、、この子。。。ど真ん中なのよねぇぇ!!!)


聡子は思いきって、
「もしもし!そこの男子君」
と後ろから声を掛けた。

「え?俺のことですか?」
「そうそう、君よ」
「何でしょう」
(仁美さんかと思ったけど、、、残念。でも可愛いな)

浮気な男である。

「その免許証、仁美のでしょ?」
「え?なんで?あ、お知り合いですか?」
「ピンポーン、ご名答。仁美は私の友達なのよ」
「もしかして、免許証お探しでしたか?」
「分かってるわね。ちょっとこっちに来てくれる?」
「え?どこに?」
(ここで怪しまれるとやばいわね)
「仁美が待ってるの。一緒に来て」


つづく

少女ロマンス9

一也は地下鉄の駅構内の通路で女を探していた。
女は仁美といった。
一也は仁美の落とした免許証を持っていた。

(まだ近くに居るはず。。。いや、居てくれ)

一也は何故か免許証を交番に届けず、
直接本人に会って返そうとしているようだった。

一也に交番に行けない理由などない。
一也は真っ当な大学生だった。

免許証は茶色いパスケースに入っていた。
一也はもう一度免許の写真をよく見てみた。

(可愛い。。。なんて可愛いんだ)

そう、種を明かしてみれば一也はこの仁美に一目惚れしてしまったのだ。

 

そこにOL風の格好をした目のパッチリとした背の小さな女性が後ろから近付いて来た。
その女性はやおらスマホを取り出し一也に気が付かれないように何枚かシャッターを下ろした。

(ふむふむ。この子ね。仁美の免許証を拾ってくれたのは)

女性はどうやら仁美の知り合い?友達?と言ったところか。

(ちょっと仁美には悪いけど・・・)

 


つづく