Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンス冬2

あらすじ
頭文字FF

あれから雪は車を買った。
いかにバイクが良い乗り物だとしても冬は寒すぎる。
ましてや東京にはたまに雪が降る。
そこに後輪駆動の2輪は辛い。

しかし都心には土地がないので滅多な事で車通学はきつい。
たまにパーキングを借りて来る位だ。

雪の車は赤い軽だった。
人に聞かれたら「ホンダのRS」と答える事にしている。
勿論MTだ。
としたかったが、中古で見つからず、
あえなく7速パドルシフトのPREMIUMに決めた。
学生にとってお金は足りない物だ。

どうやってお金を貯めたかというと、
雪は言いたがらないが、作者は知っている。
メイド喫茶でメイドをしてお金を貯めたのだ。

あまり詳しくは知らないがまぁまぁな金額は貰えると思う。
その金で中古のホンダとガソリン代を出している。

他の部員にはあまり知られたくないので昔馴染みの京香にだけは話していた。
京香も冬にバイクは辛いのでたまに一緒にドライブに行ったりしていた。
勿論メイド喫茶のバイトの事も聞いていた。
しかし雪の実家には駐車場があるので冬が終わったらメイドを辞めるつもりだ。


「やっぱり車はFFに限るわ。軽いし速いし直進安定性高いし」
とは言っても雪はそんなに飛ばしたりはしない。
ただ都会を泳ぐように走るだけだ。



つづく