Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンスサマー16

スコールは5分ほど降り続け、そして止み始めた。
「行きましょ!」
聡子は走って行った。
「ちょっと待って下さい!」
一也も後ろから急いでついて行った。


その時
(どん!)

一也は一人の男と肩がぶつかった。
「すみません、ってえぇ?}
「あれ?一也。こんな所で何やってんの?」
「浩助こそ何を?」
「いや、、、僕はもう終わったところで」


浩助であった。雪とホテルを出て別れ、
一人近くの駅までスマホの地図を見ながら帰っている所だった。

一也ははっと気付き、
「御免。取り込み中で。また今度」
そう言って聡子を追いかけて行った。

聡子は前で待っていた。
「お知り合い?」

「えぇ、大学の友達」
「同じ東京都大学?」
「そうです」

「そっかー。早く行きましょ」


つづく