あらすじ
ホテルに着いた2人
「ほれ、さっさとチェックインせぬか」
玉藻がせかす。
「分かったよ。分かったから押すな」
隆史はチェックし、
フロントを発つ。
ホテルマンが付いてきて、
「ここです。304号室です。ごゆっくりどうぞ」
と言って帰っていった。
「あのホテルマン、わらわたちを見てどう思ったのかな?新婚さんとか?」
「ぶーーっ」
隆史が思わず吹く。
「しょうもない冗談は良いから早く部屋に入ろう」
2人が部屋に入って玉藻がドアの鍵を閉めた。
そして帯をほどいた。
「ちょっと帯持って引っ張ってみて」
と言うので
「こうか?」
と隆史も素直に応じたら、
「あーれー。おやめ下さいませあーれー」
と言いつつくるくる回り出した。
隆史はあきれ気味に
「どこでそんなの覚えてくるんだ?」
と聞いたら
「テレビの時代劇でやってたぞよ」
と言った。
つづく