Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンス・スプリングその25

あらすじ
玉藻はタクシーを呼んで

「運転手さん王子ホテルまでお願いします」
「はい」
ブロロロ・・・

タクシーの中にて
「うーんうーん」
隆史が気持ち悪そうに唸っている。
「おえ」
「ちょっと運転手さん停めて」
タクシーを停めると玉藻は隆史を外に出し、
「おええええ」
隆史は吐いた。
「何でわらわがこんな世話を焼かないといけないのじゃ!」
そう言いつつも隆史の介抱をする。
一通り吐いたようでうーんうーんと言いつつもタクシーに乗せた。
「大丈夫みたい。行ってください」

そうしている内に王子ホテルに着いた。
運転手に札を渡して、
「釣りは要らぬぞよ」
「え?本当に良いんですか?」
などと言って行かせた。
後で葉っぱになるとも知らず。
「さて、こいつが居ないとチェックインも出来ないからやりたくないが術を使うか」
玉藻は自動販売機に札(葉っぱ)を入れスプライトを買った。
それを開け、口に含むと、隆史に口移しで飲ませた。
「うーん。は!ここはどこ?僕は誰?」
「ここはホテル。お主は隆史じゃ」
「は!玉藻、謀ったな。また僕をこんな所に連れてきて」
「嫌なのか?」
「嫌じゃ、、、ないです」
「素直でよろしい」


つづく

たまものまえ