あらすじ
浩助の脚を蹴る玉藻
こちらを見て微笑んでいる。
(そうか。通しだな。何か良い牌)
丁度通ってない銅鑼があった。
切ってみた。
「ロン」
中銅鑼単騎だった。
「えーと5200ですね。お上手ですね。才能を感じます」
「そうか。わらわは上手か。口がうまいのう」
「いえいえ。本当にお上手ですよ。いっその事入部を考えてみては」
「うーん。どうしようかなぁ。他にも見たい部があるからちょっと考えさせて」
浩助と一也は顔を見合わせた。
「まぁそうおっしゃらずに。ではこうしましょう。次の局の結果を見て」
「え?え?じゃぁあと一局だけ」
「こんにちはー」
そこに雪がやって来た。
浩助に囁く。
(誰この子?)
(入部予備軍)
「ちょっと見させて貰うわね」
玉藻の後ろに雪が立った。
ちらっと雪の方を見る。
手を開けた。
(配牌でイーシャンテン!)
3巡後にテンパって立直を掛けた。
(強い!)
一巡後。
「一発自摸!」
つづく