Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンス冬12

あらすじ
ある日ある時の麻雀部の部室にて

紅葉「私に清一色の9面待ちを上がらせてよ。お礼に何でもするわよ」
一也「何でも?どんな事でも?」
浩助「やるよ。僕もやるよ」

3人で3麻を始めた。
一也「ちょっと待って。清一色の9面待ちってあれでしょ?あれって萬子じゃなかったっけ?」
浩助「そうだね。一萬と九萬しかないと出来ないね」
一也「大体あれやると命無いんでしょ?それでもやるの?」
紅葉「何でもすると言ったはずよ」

男2人は紅葉の整った顔立ちを見てあれやこれやと妄想した。
浩助「じゃぁ索子と萬子を交換しよう」

東1局が始まった。
紅葉は序盤から萬子以外の牌をどんどん切ってきた。
男2人は全く警戒せずにどんどん切った。
しかしそれでは紅葉の手に萬子が集まらず結果流局した。
そこで男2人は一計を案じた。

(幸いこの卓は3麻用の手混ぜ卓だ。出来るだけ紅葉の手に萬子が行くようあまり洗牌せずに偏らせよう)
そして東2局が始まった。

気配が違った。
明らかに紅葉が緊張している。
(上手くいったな)


そして12巡後、浩助の切った一萬に紅葉が反応した。
「ロン」
紅葉が牌を倒した。
「約束ね、何でもするわよ」
「ど、どんな事してくれるの?」

紅葉はズボンの中からナイフを取りだしやおら浩助の腹部を刺した。
「言ったでしょ。何でもするって」

浩助は前のめりに倒れた。
「きゃーーーー」
丁度部室に入ってきた雪と京香と希望が叫び声を上げた。


つづく