あらすじ
在る休日の早朝
楓がベッドで寝ているとスマホが鳴った。
「何だろこんな朝早くから」
相手の名前を見てみると綾音だった。
「もしもし。どうしたの?」
「窓から外の道路を覗いてみて。今すぐ」
「ちょっと待ってね」
スマホを切るとそのまま又寝てしまった。
5分後。又掛かってきた。
「もしもし。寝てたんでしょ!」
「あ、ごめん。次こそ見る」
寝ぼけ眼のままベッドから起き上がり、
窓を開けた。
赤いJog125に乗った綾音がいた。
「これ買ったの!どう?似合ってる?」
「可愛くてぴったりだよ」
「これからどう?」
「これから?ちょっと待ってて」
一旦窓を閉めて手早く着替えると玄関に出た。
「バイクそこに駐めて一旦家に入って」
「お邪魔します」
雪「あらいらっしゃい。綾音ちゃんが1人で来るなんて珍しいわね」
楓「バイク買ったんだって」
雪「へぇこれからどっか行くの?私も付いていこうかしら」
綾音「ぇぇっと。折角なので2人が良いです」
雪「冗談よ。楽しんでらっしゃい」
つづく