Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンス冬96

あらすじ
今日も色ぼけ姉弟が町中で

楓は我が町を散歩していた。
いつもより遠くまで歩いて行くと、
古ぼけた古本屋があった。
遠くから中を覗くと雪が何やら熱心に立ち読みしていた。
「雪姉だ。ちょっと絡んでくるか」
そっと本屋に入り後ろに近付いて、
「だーれだ」
と言いながら目を塞がずに胸を塞いだ。
「・・・楓」
「あ、バレバレ」
「一寸来なさい」
雪は本を本棚に戻して楓の手を引っ張っていった。
そして本屋の裏に回って、
「町中でそういうことするな!見られたらどうするの!?」
と怒鳴った。
「ご、ごめん。つい出来心で」
「私は本屋に戻るからね。帰るのよ」
「何の本、、、読んでたの?ちなみに」
「ゼクシィ」
「あ、、、そっか。邪魔したね」
悔しいかな。姉はもう結婚していた。


つづく