あらすじ
何となくデートみたいに成った知らない女性
彼女が指定した日。
楓は待ち合わせ時間の15分前にX番乗り場に着いた。
そこは混雑していて、どこに彼女が居るのかとキョロキョロしていたが
17,8分程待つと
「楓君?」
可愛らしい女性が目の前に来た。
どこかで見た気がするのだが、、、
「前一度会ったよね?麻雀部の部室で」
あれ?この人も麻雀部?
「紅葉です。今日一日よろしくね」
「取り敢えず何処行こっか?楓君に任せるね」
「じゃぁまずは喫茶店にでも移動してお話ししましょう」
喫茶店に入った。
「ホット2つ」
「かしこまりました」
「まず聞きたい事は色々あるんですが、あなたが何故僕の携帯に電話してきたかを聞きます」
「何故とかはどうでも良いじゃ無い。あなたに興味があったからよ」
「興味?どういう所ですか?」
「前に麻雀しに来たでしょ。あ、うまいなぁって」
「男じゃ無くて雀士として興味があったんですね」
「最初はね。でも格好いいバイク乗ってるし、徐々に男としても、、、」
「でも貴方ほど魅力的な女性なら僕じゃ無くっても」
「あなたは自分の魅力に気付いてないのよ」
そう言うと紅葉は鞄の中からキーを取りだした。
「此処の駅ビルのホテルの一室よ。今晩借りてあるわ。来るよね」
そう来られると楓は黙ってしまった。
「何も考えないで。お姉さんが癒してあげるから」
つづく