Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンス冬42

あらすじ
何となくデートみたいに成った知らない女性

彼女が指定した日。
楓は待ち合わせ時間の15分前にX番乗り場に着いた。
そこは混雑していて、どこに彼女が居るのかとキョロキョロしていたが
17,8分程待つと
「楓君?」
可愛らしい女性が目の前に来た。
どこかで見た気がするのだが、、、
「前一度会ったよね?麻雀部の部室で」
あれ?この人も麻雀部?
「紅葉です。今日一日よろしくね」
「取り敢えず何処行こっか?楓君に任せるね」
「じゃぁまずは喫茶店にでも移動してお話ししましょう」
茶店に入った。
「ホット2つ」
「かしこまりました」
「まず聞きたい事は色々あるんですが、あなたが何故僕の携帯に電話してきたかを聞きます」
「何故とかはどうでも良いじゃ無い。あなたに興味があったからよ」
「興味?どういう所ですか?」
「前に麻雀しに来たでしょ。あ、うまいなぁって」
「男じゃ無くて雀士として興味があったんですね」
「最初はね。でも格好いいバイク乗ってるし、徐々に男としても、、、」
「でも貴方ほど魅力的な女性なら僕じゃ無くっても」
「あなたは自分の魅力に気付いてないのよ」
そう言うと紅葉は鞄の中からキーを取りだした。
「此処の駅ビルのホテルの一室よ。今晩借りてあるわ。来るよね」
そう来られると楓は黙ってしまった。
「何も考えないで。お姉さんが癒してあげるから」


つづく