あらすじ
楓は自分の高校の校舎の隣にある東京都大学の正門にやって来た。
「ここか。お姉ちゃんの通ってる麻雀部があるのは」
楓はまず警備員詰所に行った。
聞いた方が早いと思ったからだ。
「麻雀部は。はい。はい。分かりました」
すぐに部室前に到着した。
高校の授業が終わって直ぐだったのでまだ部員は誰も来ていなかった。
「狙い通り。物陰から張らせて貰おう」
30分ほどした所で浩助が来た。
(あ、お兄ちゃんだ。どうしよう。直ぐに言うべきだろうか)
しかし迷ってる間に直ぐに次々他の部員が来て中に入って扉を閉めてしまった。
(男2人に女4人。多分これ以上は居ないはず。扉に寄ってみよう)
すると扉の前に来た所で、
「あ、缶コーヒー買うの忘れてた。ちょっと行ってくる」
と男が出てきた。一也だった。
「あれ?君誰?もしかして入部希望者?てか付属高校生?」
一也以外誰もが知っている顔なので一瞬場が凍り付いた。
雪「あ、君、君ね。昨日入部受付を持ってきた高校生」
京香「そ、そうね。君がそうなのね」
あとは知らん顔だった。
浩助「え?彼は・・・」
雪「しーーー」
京香「しーーー」
希望「・・・」
紅葉「・・・」
一也「そっか。じゃぁ早速打ってみる?」
楓「望む所です」
つづく