Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンス冬27

あらすじ
楓は9ポイント。桜子はストライクの滑り出し。

2投目。
楓は7ポイントで合計16ポイント。
桜子はダブル。

(まずいな。桜子が調子よすぎる)
考えた楓は3投目で策を練った。
敢えてガターを取り、油断した桜子が投げる時に足下にバナナの皮を放った。
「ステーン」
桜子は豪快に転び、ミニスカを広げて中身を露わにした。
白だった。
「ちょっと何すんのよ!見てないでしょうね!」
「うーん。白?だったかな?」
桜子は顔を真っ赤にして怒っていた。
「もうやめやめ!今日の勝負はなし」
桜子は歩いて行ってしまった。
かなり怒らせてしまったようだ。
「あ、ちょっと待って」
楓がボールを片付けたりゲームを精算したりしてる間に桜子はいなくなっていた。
駐車場にも居なかった。1人で帰ってしまったようだ。

謝りたいと思った楓は桜子のスマホに電話を掛けてみた。
7回目で出た。
「もしもし、さっきはごめん。怒ってる?」
「どこに怒ってない要素あったっけ?」
「明日あれ買っていくから」
「ほんとに?じゃぁ許してあげる」
コロッと機嫌が良くなった。

翌日。
「はい。じゃがポテのチョコバター味」
「楓、私の好み知り尽くしてるわね。ありがと」


つづく