次の日の部室
一番最初に来たのは浩助だった。
「やっぱりシフトノブは買えないって説明しないと」
シフトノブを取り付けるフレーム?みたいのが大きすぎて部室には置けないのだ。
「浩助!昨日は御免」
二番目は雪だった。
「あんなに高い物買ってくれたのに御免ね。反省したわ」
「分かってくれれば良いんだよ。じゃぁ用意してたからGT7やろっか。VR2で」
「嬉しい!」
ちゅ!!
(え?何この感覚は)
久しぶりにキスをした2人だった。
「今日はここまでね。続きはまた今度」
「いや、僕は京香の事が」
「まだ引きずってるの?まぁ良いわ。その内夢中にさせてあげるんだから」
GT7を暫くやっていた。
「お、VR2初プレイか。面白い?」
一也がやって来た。
雪「凄いのよ。奥行きがあるのよ」
「何かあんまり売れて無いらしいけど」
「本体より高いからねぇ。馬鹿売れする商品じゃ無いでしょ」
「VRの中では安い方なんだけどね」
「私はVR2とGT7だけで十分面白いわ」
「体験版DLしたの何だっけ浩助」
浩助がGT7の手を止めて、
「コールオブザマウンテン」
と言った。
「雪やってみる?」
「やってみようかな?」
「ぎゃー。鳥がー。ぎゃー。キリンが-」
つづく