あらすじ
デート終わって
「じゃぁ私が貰っちゃうね」
雪は自然とこの言葉が出た事に自分でも驚いた。
過去に浩助と身体の関係を持った事が彼女の心境に変化をもたらしたのかも知れない。
「でもあなたがこの麻雀部に来た時はビックリしたわ」
京香が言う。
「中学校以来だもんね。あの頃はまだ2人とも麻雀は知らなかったけど」
「じゃ、行くね」
「又部室で会いましょう」
2人は割り勘して喫茶店を出、家に帰った。
翌日。
京香が部室に行くと、そこには雪が待ち構えていた。
雪の視線の先には浩助がいた。
浩助は
「困るよ。そんな事言われても」
と言っていた。
雪は
「良いじゃ無い。京香とはもう終わったようなもんだし」
と話していたので京香は出づらくなった。
続けて雪は
「私と付き合ってよ」
浩助は
「困ったなー」
等と言う物の満更でも無いようだった。
(出直してくるか)
と京香が一旦帰ろうとした時、一也が後ろにいた。
「しっ!」
つづく