Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンス冬117

あらすじ
小百合の悪手に燃え滾る雪の闘志

倒れたバイクは何とか起こせた。
「思ったより時間を使ってしまったわ。急がないと」
雪は全速力でシビックを追いかけた。
5分後赤信号で止まっている車に追いついた。
「神はまだ私を見放してないようね」
雪はNSRシビックの前に止まり、クラッチを握ってアクセルをブンブン吹かした。
するとNSRのチャンバーから黒いオイルがびちびちと飛び、シビックのフロントガラスを汚した。
「ぎゃー何て事するの??信じられない」
小百合がウエスを持って車外に飛び出した頃には雪のNSRは遥か彼方に行ってしまった。
「負けた・・・」

20分後ゴールで待っていた雪に小百合が追いついた。
「負けは負けよ。このシビック差し出すわ」
「良いのよ小百合。うちそんなに車置く所ないし。FD3Sが欲しいんでしょ。交換したげるわ」
結局NONE RSからシビックになっただけだった。
小百合は雪の家にシビックを持って行きFD3Sを持って帰った。
決着はついた。

平穏な日々が戻って来た。

雪「行ってきまーす」
雪はシビックの運転席のドアを開け、学校に向かった。

着いた。
駐車場に車を停め、ドアを閉めた。
そして授業に出るために教室に向かった。


つづく