あらすじ
FDを手に入れた雪
雪「どうやったら四輪でこのスピードが出るのか」
よくよく車内を観察してみると、
雪「なに?後席ないじゃないの!2人乗りじゃバイクと一緒ね」
このFDの速さの秘密は徹底した軽量化らしかった。
雪「それにドライバーが華奢な女じゃ益々軽いわね」
雪(この車は楓には合ってないわね。それに楓に運転させたら何処に連れ込まれるか)
思い巡らせる雪であった。
その頃小百合は、
小百合「ふふ、次はこの車ね」
新たな車を手に入れたようだ。
次の土曜日の夜。
「ドロドロドロドロ」
楓の家に重低音が響いた。
そして
「ぺこぺこぺぺんぺこぺこぺぺん」
楓のスマホが鳴った。
楓「はい。楓」
小百合「今日も来たわよ。付き合いなさいよ」
楓「もうそろそろ明日の準備して寝ようと思ってたのに・・・」
小百合「私のモットー知ってる?「したい事はしてから寝る」よ」
楓「分かりましたよ。行きますって。ただエンジン切っといてください」
エンジン音が消えた。さすがにうるさい事に気付いたらしい。
今夜も前の湖の畔に辿り着いた。
小百合「さぁ色々と練習よ」
つづく