雪「それより弟と・・・」
小百合「えー!それ本気で言ってるの?」
雪「あんたぐらいが丁度良いのよ」
小百合「でも弟にも弟の都合があるでしょ」
雪「今はそんなの関係ないのよ」
小百合「まぁ確かに私は今フリーだけど」
雪「そのFDは要らないから」
小百合「そう言われると逆にショックね。分かったわ。楓君の電話番号教えて」
次の日曜日
楓「ん?誰かからの電話鳴ってる。見た事無い番号だ」
個人の携帯のようなので意を決して出る事にした。
楓「もしもし。どなたですか?」
「小百合よ。今暇?」
楓「暇は暇ですけど何か?」
以前会った時がああなので、話を慎重に進める事にした。
小百合「出かける用意をして家の前に出て。じゃ」
そこで電話は切れた。
相変わらず短絡的な人だなぁと思いながらもその通りにした。
家の前に出ると15秒でFD3Sが現れた。
小百合「乗って」
車は山の方へと向かった。
そして湖の畔に着いた。
小百合「此処なら良いでしょ。運転代わるわよ」
楓「良いんですか?」
小百合「一応この車貴方達の物だから好きにして良いのよ」
楓「姉がなんかしました?」
小百合「一寸ね」
つづく