Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンス冬85

あらすじ
小百合がFD3Sを飛ばしていると・・・

バックミラーにライトが映った。
「速い!シャアか?」
そう意識した次の瞬間ライトは後ろに迫っていた。
「3倍速??」
一瞬で追い抜かれた。
「させるかぁ」
シフトを2速にぶち込むとクラッチを繋いで全速力で加速した。
だが2度と追いつく事は無かった。
「満タンじゃ無ければ・・・」

それから数日FDは同じ道を行ったり来たりしたが、
先日のバイクに遭遇する事はなかった。

それから更に数日後。
後ろに見慣れたバイクが付いた。
「やつだ!」
ライトは後ろに迫っている。
「今日はあれから給油してないし、勝てる!!」
2速で全開する。
(コォォォ)
REのエンジン音が鳴る。
その横を、
(カァァァン)
V2サウンドが追い抜いていった。
そして追い抜き様に
(ビッビッ)
オイルを掛けられた。
「危ない!」
無意識でアクセルを抜いてしまった。
「一度ならず二度までも・・・」
しばらく走っていると2輪が止まっていた。
「あら?いつかは弟が世話になったわね」
小百合「雪!」


つづく