Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンス冬73

あらすじ
楓を熱く見つめる視線

「はー。どんな人なんだろうなぁ。あの人の好みは」
「あー。私なんかがあの人の事を考えても良いのかなぁ?」
随分自信がなさそうだ。
「むー。もうすぐバレンタインデーだよねぇ。勇気出さなきゃ!!!」
「でもなぁ。あんな格好いい人だもんなぁ。この前緑のバイクかっこ良く乗ってたし・・・」
誰の事だ?まさか・・・
「あの人名前何て言うんだろう??」
知らんのかい。
「そうだ。生徒会に行けば何か聞けるかも」
綾音は生徒会室に向かった。
その途中の廊下。
ドン!
「きゃ」
「大丈夫?」
「あ、あなたは」
楓だった。
(な、なんたる偶然。今だ、聞くのよ綾音)
「あ、、、あなたのお名前は・・・?」
「な、何で名前を?何か因縁つけるつもり?」
しかし綾音は偶然落ちた楓の生徒証をめざとく見つけていた。
(楓・・・何て読むの?)
結局楓はその場を逃げるように去り字だけを綾音に見せつけていった。
「木偏に風ね。後で漢字辞典読もう」
「あ、生徒証忘れてる。届けに行こう。2-Bね」

10分後
2-B前。
「居たいた。おーい。生徒証落としてたわよぅ」
(おい、あの子。可愛くないか?)
(誰呼んでんだ?)
「木偏に風の人ー」
「楓ですが何か?」
「あ、そうそう。かえでくん。はいどうぞ」
綾音は生徒証を返した。
「私はあやね。2-Dよ。宜しくね」


つづく

綾音