Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンス冬44

そのころ電話で

「京香、京香」
「どうしたの?希望」
「紅葉に先を越された」
「え?あんた何もしてなかったの?」
「まさか紅葉に行かれるとは思ってなかった」
「事の後先を取られるとねぇ。あんたが悪いわよ」
「しょぼーん」

その頃楓と紅葉はデートしていた。
動物園でレッサーパンダを見ていた。
「パンダかわいいー」
(あなたもね)
紅葉はニコニコしながらパンダを見ていた。
楓はニコニコしながら紅葉を見ていた。
(桜子、どうしてるかな?)
「楓君何考えてるの?」
「え、いや、、、」
「当ててあげよっか」
「あ、そのう」
「エッチな事!」
「・・・」
「当たっちゃった!」
そうだともそうで無いとも言えず楓は押し黙ってしまった。
「また私とやりたいの?」
「え、その、、、」
「良いよ、またやらせてあげるよ。その代わり。。。」
「その代わり?」
「前の女(ひと)の事は忘れて頂戴」
どうする楓。


つづく