Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンス・スプリングその10

あらすじ
校門前で玉藻を張る2人の陰陽師

隆史「来たようだ」
玉藻「たま、たーまものまえ。こんここん」
大きなヘッドホンをして口ずさみながらやって来た。
胡桃「見て、スカートの後ろ」
尻尾が見えている。
しかも3本。
隆史「狐だ。それもかなり九尾に近い」
胡桃「ちょっと付けてみよう」
玉藻は歌いながら校門をくぐり、
旧校舎の方に向かって歩いて行った。
「あれ?あっちは今何もないはず。何しに」
付いて行ったら・・・
隆史「いない!振り切られた」
胡桃「こんここんマップ」
しかし反応はなかった。
気づかれたのか?
その時背後から
玉藻「誰を探しておるのじゃ?」
2人「!!」
玉藻「安心せい。危害を加えるつもりはない。最低でも麻雀の出来る人間にはな」
隆史「ふざけるな!前世では国を終わらそうとしたくせに!」
胡桃「兄さん。これ、分身だ。本体はあっち」
胡桃は麻雀部の部室の方を指差した。
その時玉藻の分身は其処に麻雀牌を出し、裏向けた。
玉藻「この144枚の中から1枚引いてみよ」
隆史は秋を、胡桃は冬を引いた。
玉藻「2人とも花牌か。ついとるのぅ。見逃してやる。今のうちなら命は取らん」
隆史「ここに来た目的はなんだ?どうせろくでもないことだろう?」
玉藻「わらわは唯純粋に麻雀を楽しんでるだけぞ」


つづく

玉藻1