Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンス冬120(副題:CBR250RRとの危険なロマンス)

CBR250RR

あらすじ
バイクデートする京香と三郎

東京駅の正面で三郎は待っていた。
程なく京香がCBRでやって来た。
「お待たせ」
「こんにちは」
「待った?」
「着いたばっかりです」
初めてのデート風のお決まりのやり取りをして、
「じゃあ後ろに乗って」
「こうかな?」
三郎は必要以上に京香の胴を抱きしめた。
「そんなにきつく捕まらないで。運転できない」
「どうすればいいの?」
「腰のベルトを握って」
「こんな感じ?」
「そうそうそんな感じ」

「じゃぁ行くわよ」
京香はクラッチを繋いだ。
パラレルツインのCBRがけたたましく走り出した。
左折。
京香はブレーキングからスムーズにバンクした。
赤信号。
ゆっくりとブレーキして止まった。
「どう?怖くない?」
「大丈夫です。京香さん凄く運転お丈夫ですね」
「余裕あるわね。もうちょっと飛ばすか」
「え?」
青信号。
「ぶぉぉおーん」
クラッチを乱暴に繋いで急発進した。
リフトアップ。
「ひぇぇえ」
三郎の悲鳴を残してCBRは海に向かった。


つづく