Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンス冬62

あらすじ
ブルデート中に急用が出来て去った兄弟と残された2人

希望「何よ!レディーを置いてどっか行っちゃうなんて!!」
紅葉「まぁ、何か忙しかったようだし。分かった。学生刑事とかなんだわきっと」
希望「何よ学生刑事って。昔の大映ドラマじゃあるまいし」
紅葉「あなた何歳・・・」
希望「YouTubeで見たのよ。それはともかく」
希望はスマホを取り出すと、
「こんな事もあろうかとミニGPSを隆史さんの鞄に仕込んで置いたの」
紅葉「悪だわ」
希望「北北東に進路は取られているようだわ。追うわよ」
紅葉「仕方無い。ガソリン代は折半ね」
2人は駐車場に向かうと手早くBRZを走らせた。
紅葉「こっちであってる?」
希望「ばっちりよ。恐らくこの道の先を何かで走っているようね」
紅葉「あら。渋滞」
希望「バイクだったらすいすい行けてたのにぃ」
紅葉「ちょっと抜け道探してよ」
希望「あ、ここを左に行って」
紅葉「了解」
希望「ここを行けば追いつくはず」
紅葉「追いついたら言ってね」
希望「あれ??いつの間に追い抜いてた!!ターゲットは後ろだわ」
紅葉「ちょっと大丈夫?」
希望「ああGPSが西に行っちゃった」
紅葉「どっち?どっち?」
そして見失ってしまった。


つづく