あらすじ
喫茶店に入った2人と雪
見る映画を間違えた事で浩助は焦っていた。
「難しい映画でしたね」
等と言う物の濃厚なラブシーンが3回も出て来る
初めてのデートには厳しい内容だった。
京香は
（じゃぁ何でそれを見せるのよ）
と思ったが
「そうですね＾＾」
とだけ返した。
要は浩助の準備不足としか言いようが無いのだが、
先立つものの無い貧乏学生にとって映画を下見するまでは
気が回らなかったのだ。
結局その日はそのまま分かれる事になった。
（雪と浮気したのが悪かったのかなぁ）
浮気も何も最初から本気は無い。
そこにばったりと現れたのは、信士だった。
「あれ？デート？京香さんこの人恋人？」
京香は「違う違う。ただの友達」
浩助はちょっとショックだった。
2時間後、さっきの喫茶店で雪と京香は反省会を開いていた。
「京香どうだった？満更でもなかった？」
「うーん。彼との付き合いは大学生になってからだけどデートは初めてなのよね」
「それでどうなの？このまま恋人として付き合っちゃったりするの？」
「それは無いかなぁ」
「じゃぁ私が貰っちゃうね」
「え？え？う、うん」
つづく
