Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンスオータム6

あらすじ
ホテルに取り残された健志は

「おはようって笑う君が!(夢)」
「は!」
健志が目覚めるとおはようって笑う君はいなくなっていた。
代わりにベッドの横のテーブルに二万円が載っていた。
(何この二万円。どういう意味??)
(これでホテル代払っといてってこと?)
しかしホテルはチェックアウトされていた。

(どうしよう。連絡・・・取りづらい・・・)
結局健志はそのまま家路に着いた。
「あら?健志。おかえり。何処に行ってたの?」
母親の問いに「友達んとこ」と素っ気なく答えて自分の部屋に入った。

 

同日。同時刻。
雪は麻雀部で京香に麻雀の基本を教えて貰っていた。
「3と7は重要な牌よ」
「3が4つ見えてたらその外側は無いに近いと考えて良いの。7も同じ」
「その時3と7は壁って言うわ。3つならワンチャンス。
但しワンチャンスは逆に危険な時もあるので注意」
「ふむふむ。壁にワンチャンスね。有難う。よく分かったわ」
「あと闇の麻雀も教えとく」
「え?それはさすがにいいわ」
「良いから聞いて。ごにょごにょ」
「うわーえぐいなぁ。勝つためにだってそこまで」
「そうする相手も居るって心の片隅に入れといて」
「有難う。勉強になったわ。また教えてね」
「喜んで。あと・・・」
「どうしたの?京香」


つづく