あらすじ
記憶を失った玉藻を袈裟固めに抑える師匠
「むぎゅう。苦しい」
師匠の右腕が玉藻の豊満な胸を押さえつける。
師匠は左腕で玉藻の右袖を引っ張り更に押さえつける。
「むぎゅう。むぎゅむぎゅ」
玉藻はとうとう声も出せなくなってしまった。
そして落ちた。
「がくっ」
「落ちたか。今のうちに」
師匠は玉藻が落ちている間に体制を解き、
玉藻の着物を全て身包み剝がした。
そして生まれたままの姿になった玉藻を、
玉藻の身に着けていた帯で括って傍の松の木に吊るした。
「これで暫く悪さはできまいて」
半時ほどして玉藻は目を覚ました。
「は、ここは?」
傍に師匠がいた。
「ようやく目を覚ましたか。もうこれ以上悪さはせんと言うなら命だけは・・・」
「ザーザードザーザードスクローノローノ・・・」
「何か意味のない呪文唱えてるし・・・」
「漫画で観た呪文唱えてみたけど何も起こらないなぁ」
「さぁどうだ!観念するか!」
「分かったよ!わらわの負けじゃ!煮るなり焼くなりするがいい」
「ではお主の生命の源であり魔力の源でもある尻尾を九本とも差し出せ」
「一本二本三本四本五本六本七本八本九本。これで全てじゃ」
「良かろう。これらの尻尾を全て陽雷で焼く」
そして玉藻は敗北した。
つづく