あらすじ
お菊も玉藻もまとめて退治した師匠
そしてお菊も玉藻もただの町娘となり、
師匠についていくこととなった。
「お菊、玉藻、性の相手は儂がするから、
お前たちは人間らしい振る舞いをするのじゃぞ」
「はい！」
「では行くとするか。隆史、胡桃。なぁに、心配は要らぬ。儂が纏めて面倒見てやる」
「お願いします師匠」
そうして3人で当てもない旅に出かけた。
「僕たちはどうしようか」
「とりあえず陰陽師稼業はしばらくお休みかな」
そして家に帰った。
胡桃がふとスマホを見るとメールが来ていた。
「紅葉だ。なんだろう？」
紅葉に返信すると、すぐに返ってきた。
「全然返事なかったけどどこに行ってたの？」
心配を掛けてしまったようだ。
「ごめん。ちょっと仕事が手放せなくって。でももう大丈夫終わったよ」
翌日、隆史と胡桃が連れ立って大学にやって来た。
いつもと変わらない光景だ。
でも、、、
「もう玉藻には会えないんだな」
「寂しいようだけど仕方ないね」
少女ロマンス・スプリング－玉藻編－完
つづく
