Mahalitoのブログ

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少女ロマンス・スプリングその90

あらすじ
金要るところに座敷童あり

「ただいま」
「ただいまって誰あなた?」
「妖怪バスターズ最後の刺客であるあなたに金運をもたらしに来たのよ」
「金運?どうやって?」
「宝くじでも何でも買いなさい」
「信用できないわ」
「じゃぁ一緒に来て」
「ちょ、ちょっと」
綾音が座敷童と一緒に来た場所は宝くじ売り場であった。
「そーねー。試しにあれ買ってみ」
座敷童が指したのはナンバーズだった。
あんなの当たるのかねぇ。当たった!!
「いくら当たった?」
「5万円」
「じゃぁそれでPC買いに行こうか」
「ちょ、ちょっと。これっぽっちじゃマックブック買えないわよ」
座敷童は人差し指でちっちっちとすると、
「わたしが手伝うのはお金の準備だけじゃない。やり方もよ」
「え?どういうこと?」
「初心者がマック買っても誰も教えてくれないわよ」
「た、確かに」
「それなら安いWindowsを中古で買った方が安上がりってわけ」
確かに、今の時点で5万+5万で10万だ。
これじゃぁマックは買えない。
「安い所知ってるの?」
「もちろん」
「じゃぁ連れてって」


つづく