Mahalitoのブログ

少女ロマンス・スプリングをよろしくお願いします

少女ロマンス冬118

あらすじ
雪が星蘭女子の授業に出ていると

授業の初めは普通に曇り空だった。
しかし授業も中程に来ると雷が鳴り始めた。
(やだなぁ)
雪は雷が苦手だった。
稲光はともかく、音が嫌いだった。
そうこうしているうちに段々と音が近づいてきて
教室の窓のすぐ真横に強烈なのが落ちた。
「ガシャーン」

「きゃ!」
雪は思わず声を出してしまった。
瞑った眼を恐る恐る開けてみると、
教室の中の全ての視線が自分に向けられていた。
「やってしまった」
(クスクスクス)


「てな事があったのよ」
雪は部室で皆に不満をぶち上げていた。
一也「そう言われてもなぁ」
希望「それはあんたが悪い!」
紅葉「分からないでもないけどなぁ」
雪「ちょっとあなた!どう思う?」
浩助「え、、、それは。皆が悪い!」
希望「浩助、甘いなぁ。よっ新婚さん」
一也「所で京香はまだ来ないの?」
紅葉「さっき廊下で会ったんだけど用事があるから先にやっといてって」
浩助「じゃぁ部活動始めますか」
ここで言う部活は本来麻雀のはずなのだが、
総合エンタメ部と化してしまったこの部ではそうとは限らない。
浩助と雪と一也が3麻。
希望と紅葉はPS5で鉄拳を始めた。
そして麻雀で上がったものが交代で鉄拳をする。
そうこうしているうちに1時間が過ぎた。
「京香、遅いなぁ」
「ちょっと誰かJINEしてみて」
雪(京香、どこにいるの)
返事は来なかった。
雪「JINEじゃ駄目だわ。電話する」
7回目のベルで受話器が上がった。
「只今電話に出ることができません。暫く経ってからおかけ直しください」


つづく