あらすじ
そして玉藻の夜がやって来た
玉藻はきつねうどんを残さず食べると、
器をキッチンで洗い、
タオルで拭いた。
そして玄関の扉を開けて前に置いておいた。
「寝るか」
ベッドに潜り込み、
薄い掛布団の中に入った。
身体が疼く。
「男どもと遊びすぎたかな?」
「ん・・・」
「あん・・・」
そして夜は更けていった。
翌朝。
「やだ、パンツ履き替えなきゃ・・・」
朝シャンをして下着から着替えた。
そして下着とパジャマを洗濯機に入れ、
ボタンを押した。
それから着物を着た。
誰かが言っていた。
「玉藻さー。何でいつも着物着てるの?」
(まだ洋服着たことないから化けられない)
とは言えず、
「何となくー」
と言っていた。
つづく