ミリヤの新たなる旅
ミリヤはゲームを卒業した。
もう二度とあんなゴブリンどもに関わり合いたくないからだ。
「もうこっちでアレクと一緒に二人で慎ましい生活を送っていくよ」
アレク「ねぇ?最近ゲームに来ないけど、どうしたの?皆待ってるよ」
ミリヤ「いや、あの、その、、、飽きちゃったって言うか、、、」
アレク「そうなの。ふーん」
それ以上の追及はなかったが、
どうしたんだろう?とは思われているだろう。
確実に。
まさかゴブリンどもに蹂躙されて酷い目にあったとか言えないし、、、
仕方ないので別の事を始めることにした。
レーシングシミュレーター始めようと、
ハンドルコントローラー一式買ってきたり、
格闘ゲームしようと多ボタンのスティックコントローラー買ってきたり。
しかしどれも性に合わなかった。
「やっぱりファイナルフィッシングがやりたい!」
しかしゴブリンには会いたくない。
どうすれば良いのか。
相反する矛盾を抱えて暫く問答した。
そうする内に、
運営から驚くべき発表がなされた。
「ファイナルフィッシング17は年内で終了します」
???「終わっちゃうのか!」
???「我々はどうしたらいいんだ?」
???「次のゲームどうしよう」
ミリヤ「内心ほっとした」
つづく
