ミユの口から生まれた子
テオ「この子、多分僕たちの子なんだろうけど」
ミユ「そうねぇ。私達以外にいなさそうねぇ」
夢魔を除いて。
赤ちゃん「俺の事はジョンって言っとけばいいぜ」
自分の名を自分でつける赤ちゃん。
テオ「取り敢えず、君はこの村の保育園にでも預けて来るよ」
ミユ「そうねぇ。戦闘に連れて行くわけにはいかない物ねぇ」
ところがジョンは、
「ダメだ。俺も連れていけ。足手まといにはならないから」
顔を見合わせるテオとミユ。
テオ「ダメだよ。君に何かあったら」
ミユ「そうよ。赤ちゃんは赤ちゃんらしく」
ジョン「ファイア!」
テオの背後にあった木が激しく燃えた。
ジョン「回復魔法も使えるぜ。産まれながらの賢者だ」
顔を見合わせるテオとミユ。
結局強さを見込んで連れていくことにした。
ジョン「但しまだ脚は立ってないからおんぶヨロ、ミユ」
兎に角今は、
村に帰って宿に泊まる事にした。
宿屋で一部屋借りて、
ベッドを2つ、
ベビーベッド1つの部屋を選んだ。
「おやすみ」
翌朝。
「よーし出発だ!」
つづく
