意気投合した4人
「僕はルシア、こっちの眼鏡の方が」
「トルスです。よろしく」
「リリアです。ライザンです」
4人は意気投合し、
ネットゲームを始めた。
ファイナルフィッシングは登録が要るので後回しにし、
カジュアルゲームで遊んだ。
「お二人は学生さん?」
とリリアが尋ねた。
「そうです。市内の私立に通っています」
その頃の大学は無償化によって授業料無料になり、
偏差値次第で好きな大学に行くことが出来た。
2人もその大学に行っているという事は、
結構優秀なのだろう。
リリア「お二人は何学部?」
ルシア「文学部です」
トルス「僕は、工学部です」
ライザン「学部、違うんだね」
ルシア「高校の頃からの友達なんです」
トルス「同大受けたんです」
リリア「今何回生?」
ルシア「3回生です」
ライザン「じゃぁ丁度暇になって来る辺りだね」
リリア「私らと同じゲームしない?」
そう言ってファイナルフィッシングの勧誘を始めた。
トルス「でもヘッドセット高くて買えませんし」
リリア「ここで借りれば出来るよ」
ルシア「単位落としたくないし」
ライザン「四の五の言わずに、私たちと遊びたいの?どうなの?」
2人「やります・・・」
2人は登録をした。
つづく
