あらすじ
対海坊主戦について対策を練った琴美
アジトにて。
琴美「相手は海の物だから、東京湾からやって来ると思うの」
琴美は東京の地図を示して言った。
「相手がこの場所に来たら、まず結界を張る」
「その後どうするの?」
「綾音のパソコンで正信偈を鳴らす」
「ふむ、それで?」
「嫌がって逃げる方向に追い込んで、多摩丘陵まで誘い出す」
「ふむふむ。それで山の方に追い込むんだね」
「そう。その後はいつものコンボよ」
「あとどれ位で来るの?」
「私の予言では3日となってる。多少の誤差はあるけどね」
琴美は疲れたように肩をすくめた。
「さて、今日は家に帰ってゆっくりしましょう」
一行は解散した。
琴美は家に帰ってシャワーを浴びた。
「はー。いつまでこんな日々が続くのかなぁ。早く卒業したいなぁ」
琴美はまだ進路を決めかねていた。
成績優秀な琴美なら大学に合格するのは簡単でも、
学費を捻出するのが大変だった。
「やっぱり就職かなぁ」
翌日、
学校の進路指導室に寄った。
良い企業の案内が来ていないか見に行ったのだ。
そこで一軒の募集が目についた。
「帝都ソフトウェア。。。ここで良いか」
つづく