Mahalitoのブログ

ミリヤの錬金術師をよろしくお願いします

ミリヤの錬金術師101

帰って来た三姉妹

「アレクは見守ってて。私はゲームに飛ぶから」
そう言ってミリヤはPCを点けてヘッドセットを被った。
「パイルダーオン」
と言ったかどうかはともかく、
ゲームの世界に潜って行った。
そして静かになった。
「え、どうしよう。誰も喋らないし」
アレクは何とかしようと2人に喋りかけてみたが、
一向に反応はなかった。
そこでアレクに考えが舞い降りた。
「ちょっと待ってて」
そう言って冷凍庫から氷を取り出し、
ミリヤがたまに使うアイスピックでガシガシ削り出した。
一時間後。
ようやく2人分のかき氷が出来た。
食べるかな?
パン用の蜂蜜とブルーベリージャムも傍に置いてみた。
まずはアリアが動いた。
蜂蜜をフィオレに掛けてあげて、
自分にも掛けて、
そのうえジャムまで掛けた。
30分後。
2人は完食した。
でも喋らなかった。
「僕の苦労は一体・・・」
だが時間稼ぎにはなったようだ。
ミリヤ「お待たせー何とかなるかもよ」


つづく

ミリヤの錬金術大活躍