Mahalitoのブログ

ミリヤの錬金術師をよろしくお願いします

ミリヤの錬金術師88

フィオレからのラインは収まったが

どうしてもフィオレの事が気になるので、
アレクはちょくちょくフィオレにラインを打っていた。
しかし、
「大丈夫。私に構わないで」
「私は変わってしまったのよ」
「お願い。もうラインを打ってこないで」
などのネガティブな返事しか返って来ないので
余計に気になってしまってしょうがない。
「僕たちは不本意ながらもあんな事になった関係だし、
 一度会って話がしたいんだ」
とラインを打つと、
「やめて!!不本意とか言わないで!!私との事はそんな物だったの!?」
と拗れてしまった。
更に、
「私は魔道に堕ちてしまったわ。もう聖女には戻れない」
と気になる一文が来た。
魔道?聖女から魔女へと堕ちてしまったのか?
そうなると余計に気になってしまう。
それがナイトたる所以か。
「私はあなたの相棒、ミリヤさんを憎んでしまう。私の裏側の一面が動かないうちに、
 ミリヤさんを守って」
は!ミリヤが危ない!
そう思ったアレクは慌ててミリヤに電話した。
繋がらない。
遅かったか!


つづく

ミリヤはどこへ?